駅をめぐる風景

切符切りボクが上京した1984年当時は、まだJRグループが存在せず「国鉄」の時代でした。国鉄が分割民営化されて「JR」が誕生したのが1987(昭和62年)年4月1日のことですから、3年ほどボクは東京で国鉄にお世話になったことになります。国鉄...
文化

文化人と新宿ゴールデン街

古き良き場所古き良き昔を彷彿とさせる場所が、東京にはいくつか残っています。新宿西口の「思い出横丁」などもその一つで、ボクの時代は横丁名を表示する看板などもなく、誰しも、”しょんべん横丁”と呼ぶような、そんな風情の小道でした。安さと気楽さが魅...

新宿南口の大変貌

街の成り立ち地方に住んでいるボクですので、日常的に東京の風景が見られるわけではありません。それだけに、ふと東京を訪れた際に仰天してしまうことも度々あります。かつての新宿南口界隈の変貌もそのひとつでした。古くからある街の成り立ちがそうであるよ...

地上げ屋の時代

超高層ビルの波1980年代後半に巻き起こったバブル景気は、世の中に様々な変化をもたらしました。地価が異常高騰する現象が都内各地でみられたのも象徴的な出来事のひとつで、そうした中で台頭していたのが、いわゆる「地上げ屋」でした。今や西新宿と言え...

ボクのシモキタ

開かずの踏切今や正月の風物詩ともなった「箱根駅伝」。正式名称を「東京箱根間往復大学駅伝競走」と言うんですよね。名前からして歴史を感じます。1920年(大正9年)に端を発する箱根駅伝ですが、テレビでの完全中継は1987年(昭和62年)に日本テ...
暮らし

四畳半に見た夢

大家さんとの面接試験荒川区の「南千住(みなみせんじゅ)」をあとに、ボクがたどり着いた新しい街は、小田急線沿線に位置する世田谷区の「下北沢(しもきたざわ)」でした。小劇団が一世を風靡して演劇ブームを巻き起こしていた1980年代、下北沢は演劇の...
暮らし

東京人、はじまる

あこがれの舞台へ1984年(昭和59年)の春。大学入学とともにボクの東京での一人暮らしが始まりました。今から40年以上も前の話になります。最初に住んだ街は、荒川区の「南千住(みなみせんじゅ)」という、下町情緒がたっぷり残るエリアでした。今や...